人気ブログランキング | 話題のタグを見る

どうしちゃったんだよ、お母さん。

caremoco.exblog.jp

拗らせ実母67歳 近居娘の日記

届きませんでした。

家にFAXを送り、次の日父に電話しました。
一言でいうと
ダメでした。
母は読んだとは思うけど、しまったのか捨てたのか今は手紙がないと。
『まったく何も響いてないみたい』って・・・
お父さん電話口で泣いてた。
一緒に私も泣いた。
手を差し伸べても拒否された。

母は昔、精神科を受診したことがあると父からはじめて聞かされた。
今のマンションの前、アパートの前、平屋に住んでいた頃だから
25年以上前になる。

母が生まれてすぐ、母の実の父は失踪したと聞かされている。
(祖母も母もずっと私と兄に内緒にしてたけど、父から聞かされていた)
母は祖母の兄に引き取られ育てられた。
祖母はその後再婚し、2人の弟を産んだ。
自分は集団就職で上京。
弟達は大学を出て、立派な会社に就職。
母には
『親に捨てられた。親に愛されなかった。』
という気持ちがずっとずっとあるのだと思う。
だから自分が結婚し、自分の理想の家庭を築こうとしてきたはず。
でも理想とは違う現実を目の当たりして、それを受け入れられず
少しずつ心の歯車が狂ったのだろう。

私が高校生の時、母はアル中のようになっていた。
家に帰ると真っ暗な部屋の中で、音を消したテレビを点け
髪の毛をブチブチむしっていた。
狭いアパート暮らしだったので、その頃は母と同じ部屋で寝ていた。
酔った母がトイレと勘違いして部屋で小便されたこともある。
あの時はどうやって 母はあの状況から抜け出したのだろう・・・
彼氏でもいたのか?
その後は家族で外食したりうまくいっていた。
私が20代前半まで。
そして
祖父、祖母、育ての親が亡くなり
兄の結婚。

祖母はもう死んだ。
もう帰ってこない。
生きてるのかすら分からない実の父を探したって意味がない。
兄は家族の幸せのため一生懸命やっている。
何もかも母の思い通りになんてならない。
人の人生なんだから。
母は母の人生を歩めばいい。

『どれほど実感を伴っていようとも、私は自分の見た家族しか生きられない。
彼らの見た家族を、彼らの痛みや喜びをもって生きることは、
たとえ血のつながった間柄であっても、決して叶わぬこと。
それはなんとも切なく、淋しく、逃れようのない気づきでしょうか。
しかしこれほど苦しんでもなお、家族に縛られることもまた、悲しい事実なのです。
人は家族を諦めることは、もしかしたらできないのかもしれません。
けれど、手放すことはできる。』
『それは全てをいいようにも悪いようにも誤解する自分の曖昧さを引き受けることであり、
相手も同じように不確実な存在であることを受け入れることなのでしょう。
思い込みと思い込みの出合うあわいに、偶然得られた安らぎが、人を生かすことがある。
そんなことでも、人は生き延びられるものだと思えば、
この世もまんざら捨てたものではないという気がします。』
小島慶子さんの解縛より


手を差し伸べても 振り払われた。
母はこういう人なんだと思い、私は母を手放す。
倒れたり、気が狂って暴れたりすれば それは別だけど。
見捨てるって言われれば それでも構わない。
母は母。
私は私。


Commented by tarohanaazuki at 2014-03-06 10:44
しばらく姿を見れなかったので、心配してました。

苦しいねぇ!

でも、mocomocoさんの中では、同じ苦しみでも以前とは少し違って、なんて言うかもや〜っとしたものが晴れて、はっきりしてきたのじゃないかなぁ。
これからも、辛いけど実家に顔を見せてあげて。
それ以上の事はお父さんもお母さんも望んでないと思うよ。
「うちには、ややこしい母親が居るんです」くらいの気持ちでね。
どこの家も似たり寄ったり、何かしら抱えているものです。
CMに出てくる様なステキな家族なんか、ただの絵空事に近いからこそCMになるんですよ(笑)

少しだけ元気が出たら、また私のブログに遊びにきてね♪
それと、断捨離もボチボチとね!(笑)
Commented by space-mocomoco at 2014-03-06 11:38
タロハナママへ
昨日は正直辛すぎて、ブログもやめてしまおうかと思いましたが
このままではいけないし、なんか負けたくないので続けます。
電話ではありましたが、お父さんと一緒にわんわん泣きながら話をしたら 少しスッキリしました。
父には自分の体を大事にしてもらいたい。
『犬の顔見せに帰るからね』と約束しました。
ややこしい母親のややこしい娘・・・私もそうなるのか?と思うと ゾッとしますが(_□_;)
断捨離も続けます!!
家の片付けは生前整理のつもりでやります。父と相談しながら。

ありがとうございます。
by space-mocomoco | 2014-03-06 10:20 | Comments(2)

by MOCOMOCO